今日も1日、お疲れさまです。
前編に続き、今回は2025年冬アニメの感想(後編)です。
今回紹介するのは以下の6つの作品です。
- いずれ最強の錬金術師?
- 誰ソ彼ホテル
- ギルます
- ベヒ猫
- 天久鷹央の推理カルテ
- この会社に好きな人がいます
いずれ最強の錬金術師?
異世界に転生した主人公が錬金術師という職業で周りの問題を解決していくストーリーで、よくある異世界ものという印象でした。
前編に紹介した「木の実マスター」と似たような印象で、明らかに続編がある終わり方をした作品です。

後半に入っても仲間が新しく加わったり、本編の「シドニア」という国との関係が多く描かれなかったりと、なかなかストーリーが進みませんでした。
さすがに10話目以降は少しずつではありますが本編が進みます。
異世界アニメの中ではかなり異質な部類で、転生してきた勇者が(たぶん洗脳されて)悪事を働くなど、最後の最後で急な展開を見せるシーンもありました。
すぐに第2期が放送されればいいのですが、期間が空いてしまうとちょっと中途半端で残念な作品になってしまいそうです。
誰ソ彼ホテル
誰ソ彼ホテルは後述する「ギルます」が始まる時間までに「何かいいのないかなぁ~」と何気なく見ていた作品でしたが、見る前と後とで一番評価が変わった作品でもあります。

ホテルに来たお客の記憶を取り戻すための手伝いをしながら、主人公やその周りの人間がそのお客の人間性に触れていくという、1話で完結するものだと思って見てました。
急展開になったのは第4話で、「地獄」というものが出てきたところからです。そのあたりから各話にゲストで出てくる一人の人間の人生に焦点を当てた1話完結のアニメではなくなりました。
あるお客がキーパーソンなわけですが、4話以降でその心理や行動原理を追求していく様子はとても一般人とは思えない主人公の描写があります。
そのお客の「君は自分と同じやる側の人間」という意味深な言葉は、最終回で主人公の人間性に潜む黒い感情が見て取れるような気がします。
4話以降は展開が読めなくて食い入るように見てました。2025年の冬アニメで一番のダークホースだったと思います。
ギルます
正式名称は「ギルドの受付嬢ですが、残業が嫌なのでボスをソロ討伐したいと思います」。
異世界の冒険者ギルドの受付嬢・アリナが主人公の物語です。とにかく残業を忌み嫌う彼女のセリフが、現代で働く社会人に刺さりに刺さって笑えます。

ギャグの時とシリアスな時のギャップが凄まじく、非常に見応えがあります。
何故かは不明ですが、回によってはOPとEDが入れ替わる時があり「何事??」となります。
EDのダンスは違う意味で別のアニメに話題を持っていかれましたが、ショート動画などで実際に踊る動画も更新されていたので、作品のストーリー以外で注目されたのではないかと思います。
ストーリー自体は長くても2話で大枠の話に決着がつくので、途中から見てもスッとキャラの設定が分かるのも異世界アニメの中では特徴的です。
最終回で多くの謎を残して終わったので、おそらく続編がありそうです。個人的に非常に面白かったので続編への期待大です。
ベヒ猫
正式名称は「Sランクモンスターの<ベヒーモス>だけど、猫と間違われてエルフ娘の騎士(ペット)として暮らしてます」。
ストーリーとしては「駆け出し冒険者のヒロインが仲間と共にギルド仕事の中で成長していく」という王道のもので、その中に転生した主人公(子猫のような生き物)がいるというものです。
この猫のように思われている生き物はベヒーモスという、RPGでも強敵に位置づけられるモンスターでした。

不測の事態から主人公が人間からベヒーモスに転生し、ヒロインに助けられたところから物語が始まります。
幾度となくピンチになるヒロインを正体がバレないように助ける主人公という展開で物語が進みます。
ストーリー自体は「よくある異世界もの」ですが、毎回ヒロインや仲間の水浴び(入浴)シーンがあり、人によって好みが分かれるんじゃないかと思う作品です。
また、あるキャラが「通常攻撃が全体攻撃で2回攻撃」など、他のアニメで使われているような設定が権利的に大丈夫かどうか違った意味でハラハラするものもありました。
明らかに続編があるような終わり方でもなかったので、うまく1クールでまとめられた作品のように思いました。
天久鷹央の推理カルテ
警察が関与する事件を、主人公の天久先生が医学の知識で解決していくストーリーです。
医学のことが分からなくても解説が分かりやすく、「事件が起きて解決して終わり」という流れではなく、そこに渦巻く人間関係や悩みや葛藤などが現実味を帯びていて非常に面白いものでした。

おススメなのは「天使が舞い降りる」回です。本来ならどの医師でも遭遇する「患者の死」に対しての天久先生の人間味の溢れる葛藤が描かれてます。
基本的には前編・後編の構成が多く、途中から見ると何が何だかわからなくなりそうですが、わかりやすい解説や人間模様は一気に全話見れるくらい見やすい作品だと思います。
この会社に好きな人がいます
社内恋愛を題材にした作品で、
「別れた後のことを考えると職場の人には隠しておいた方がいい」
という理由で、会社では犬猿の仲を演じつつも私生活では甘々な生活をする主人公とヒロインの物語です。

こういう作品あるあるですが、「よくバレないなぁ」と思いながら見ている自分がいます。明らかに距離感おかしいだろって言いたくなるところ満載ですからね。
主人公たちの他にも若手社員の染井君とアラサー上司の早川さんの二人の距離感の縮まり方も必見です。この2人が出す答えは・・・??
三角関係とか不倫や略奪などはないので、「誰も不幸にならないアニメ」というのもこの作品の特徴だと思います。
こうした作品は大きな話題にはなりませんが、アニメで見ると良き作品になる場合が多いと個人的には思います。
「先輩がうざい後輩の話」や「結婚するって本当ですか」などはこの部類だと思います。
最後に
2025年冬アニメは意味深な終わり方をするものや、明らかに中途半端で終わった作品といろいろありましたが、総じて良きものが多かったと思います。
春以降のアニメも面白そうなものはチェックしているので、また季節の区切りの際はこんな記事を出すかもしれません。作品の数は絞らないと大変なことになりそうですが・・・。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは皆さん、今日も1日お疲れさまです。
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