嘘のようなホントの話、店舗で遭遇した迷惑客の行動3選

今日も1日お疲れさまです。

以前私はスーパーの店舗で畜産部門の一人として勤務してましたが、現在は商品供給の工場の勤務になってます。どこであれ畜産(肉)絡みの仕事です。

この記事では店舗勤務の頃に実際に遭遇した3種類の迷惑客の行動を紹介します。

心当たりのある方は今後絶対にしないでください。お願いします。

私が遭遇した迷惑な行動は以下の3つです。

  • バックヤードに侵入してくる
  • 要冷蔵(冷凍)商品を常温売場に放置する
  • 商品をベタベタ触る

順番に解説します。

バックヤードに侵入してくる

バックヤードは店舗の従業員が働いている場所です。売場に出し切れない商品の在庫が置いてあり、畜産部門や水産部門、農産部門の原料を加工する場所でもあります。

売場にある分厚い扉の向こう側ですね。

扉には「関係者以外立入禁止」と書かれてる場合が大半ですが、それを無視して侵入してくる人がたまにいます。

バックヤードは危険なところが多々あります。

水産部門の前などは床が濡れていて滑りやすくなっていたり、総菜部門の出入り口は揚げ物の油が飛んでて滑りやすくなっていたりと危険な場所がたくさんあります。

他にも危険なものはいろいろありますが、迂闊に入るとケガをします。これが一番の理由です。

もう一つの理由は店員側の理屈で、単純に怖いんです。

店舗の制服も着ていない人がバックヤードをウロウロすると、不審者が入ってきたと思われます。

多くの場合は「欲しい商品の場所がわからなくて店員を探したが、近くにいないので仕方なく」という理由なのですが、本当に危ないのでやめてください。

せめて扉を開けてその場で「すいませ~ん」と呼ぶに留めるか、それでダメならレジ横のサービスカウンターに行ってもらえると助かります。

要冷蔵(冷凍)商品を常温売場に放置する

買おうと思った商品でも、気が変わって買わなくなるのは構いません。

ただ、戻すのが面倒なのか要冷蔵の生肉や刺身のパックをお菓子や野菜などの常温のところに放置してそのまま逃げる客がいます。

キャベツが冷凍食品コーナーに数時間放置されているという逆のパターンもありました。

これは酷すぎます。

こうした商品は売り物にならないので当然廃棄処分です。要冷蔵商品が常温で放置されてると、何時間経ってるのか分からないため食中毒のリスクもあります。

たまに冬場なら大丈夫という謎理論の人がいますが、季節は関係ありません。

この場合、元々あったところに戻してくれるのが一番助かるのですが、せめて冷蔵(冷凍)商品は冷蔵(冷凍)コーナーに戻しましょう。近くの店員やレジの人に「これ買うのやめるから戻しておいて~」と頼むのもアリです。

お菓子コーナーの棚の奥に見えないように生肉のパックが隠してあるという悪質なものもありました。

気が変わって買わなくなるのはよくあることなので、何も後ろめたさを感じる必要はありません。

商品をベタベタ触る

商品によっては傷みやすいものもあります。

8月のお盆の時期だと桃、冬の時期だとイチゴなど、果物がその代表格ですね。

上記のバックヤードの立入禁止の案内のように、こうした果物にも「傷みやすいので不用意に触らないようお願いします」と案内があります。

大人はこれで気付きますが、問題なのは幼い子供たちです。

よく見かけた光景は、親が買い物に夢中→子供はすぐ傍で商品ベタベタ触るという光景です。

桃には見事に手の跡が残ってるのもありました。普段そんなに怒らない農産チーフがブチギレてて怖かったです。

果物に限らず、ラップで包装されている畜産や水産のものを指で突くという光景も何度も見てきました。

そしてラップを破ってしまって怒られて子供ギャン泣き・・・という光景です。

衛生面でアウトで廃棄になるので泣きたいのはこちらなんですが・・・。

こうなってしまった時は、手洗いを優先させてください。冷蔵されているとはいえ、肉や魚は何の菌が手に付着するかわかりません。そんな手であちこち触られると集団食中毒となって収拾がつかなくなることも十分考えられます。

「買っていきます」と言って謝ってくる方もいますが、そういう問題ではありません。

最後に

最近では悪質なクレームや理不尽な要求(カスハラ)から従業員を守る動きも見受けられ、小売や飲食をはじめとする業界の働きやすさというのも改善傾向にあると思います。

それでも「こっちは客だ」というワガママな王様理論はまだ根強く残ってるのも事実です。

「自分がされて嫌なことは相手にしない」ということは1回くらいは学校で先生から言われたことがあると思いますが、全てその延長線上のことです。

無理難題を押し付けず、お互いを尊重できるお客と店員でありたいですね。

最後までありがとうございます。

それでは皆さん、今日も1日お疲れさまです。

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