今日も1日お疲れさまです。
多くの方が利用するスーパーは基本的に年中無休です。
例外としては正月の1月1日や2日が定休日だったり、決算の際は特定の日に店自体を閉店させて棚卸を行ったりする場合があります。
閉店となるときに行われるのが「売り尽くし」です。
特に生鮮食品は商品の期限が短いので売場にある商品は多少値引いても売り切るということをします。特に大晦日なんかはそうした売り尽くしを待つお客で店内が埋め尽くされるという光景も珍しくありません。
売り尽くしで安く手に入れられたとしても、かけた時間と結果は果たしてそれに見合ったものでしょうか??
今回の記事はそんな「売り尽くし」の時のデメリットを3つ紹介します。
デメリットは以下の3つです。
- 時間の無駄
- 欲しいものが必ず手に入るというわけではない
- 人間性の低さが出る
順番に解説します。
時間の無駄
売り尽くしにお客が群がるのは特に年末も年末、翌日定休日になりがちな大晦日の夕方以降の光景です。
人によっては値引きが実施される何時間も前から特定の高単価の商品を狙って店内をずっとウロウロしてます。
しかしこの行動、店員の立場から言わせてもらうと時間の無駄です。
理由はいくつかありますが、まず第一に売り尽くしの値引きの時間自体が「売れ行き次第で大きく変わる」からです。
通常の営業時間内なら「だいたい〇時以降」というおおよその値引きの時間は決まっているものですが、定休日の前日や年末年始の売り尽くしは例外です。
2時間近く粘って2000円引きの商品を買えたとしても、その時間は本当に意味のあるものでしたか??そこまでして買う価値はありますか??
そう考えてみると少し疑問ではないでしょうか??
欲しいものが必ず手に入るというわけではない
売り尽くしで値引きを行う場合、優先されるのは「売れてないもの」です。売れ残っているものと捉えてもらって差し支えありません。
自分の欲しいものが安く手に入るわけではありません。
よく売れる商品が優先的に値引かれることはまずありませんし、値引きされても1~2割引がいいところでしょう。
もちろん閉店までの時間と売場に残っている商品の数量で優先順位は変わりますが、「売り尽くしでしょ??これ買うから安くしてよ!!」という理屈は通りません。
売り尽くしの日の夕方に、それ目当てのお客が来るのは店舗側も重々承知してます。そもそも店舗も利益を出さないといけないので、それを圧迫する値引きという行為は最低限にしたいのです。
あれもこれもお客の望むままに値引きがされるというわけではありません。
人間性の低さが出る
売り尽くしで特に困るのが執拗に待ち構えている人たちです。これは本当に人間性が出ます。
中には要冷蔵の商品を買い物カゴに入れて店内を1時間以上ウロウロして、値引きが始まったら今手に取ったと言わんばかりに値引きの交渉をしてくる人もいます。
さすがに店側も「あの人さっきからずっといるなぁ」と顔を覚えます。
上記はほんの一例です。
他には、値引きの最中に「もうあと一押し!!(要約:2割引を3割引にしろ)」と競りのようなことを始める人や、買う予定の商品全てを「これは安くなる??」と延々と聞いてくる人など挙げていけばキリがありません。
重ねて言いますが、値引きという行為は最低限にしたいのです。
年末の3000円を超える商品のような場合は1割引きでも金額は大きいですが、そうした商品の値引きは店側も細心の注意を払います。
その日の売れ行きや現状の数量、(値引き待ちと思われる)お客の人数の状況なども踏まえ「今はまだ1割引」など決めるのです。
特に年末の売り尽くしはこうした人間性低めの厄介な人たちが夕方にわらわらと押し寄せてきます。逆に言えば値引きを待たずに買い物をする人のほうが少ないのです。
個人的には「そこまでして待つならもっと時間の有意義な使い方があるのでは??」と思うほどです。好きな音楽聞いたり、友人と会ったり、給料上げるための資格の勉強をしたり・・・
最後に
店員の立場から言うと、値引き商品は「あればラッキー」程度に思ってもらえると助かります。
年末や他の売り尽くしの時以外でも、売場に出て値引きを始めると不祥事起こした有名人に群がるマスコミのように人が寄ってきます。
いろんなものが値上げしているこのご時世、少しでも安く手に入れたい気持ちはわかりますが、やはり時間と労力のバランスは考えないといけませんね。
そして上述しましたが、店側もお客の顔を覚えます。何気なく買い物している中でも周りの人や店員さんに「例のあの人だよ」と嫌な視線を受けないように日頃の行いには気をつけたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは皆さん、今日も1日お疲れさまです。
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