今日も1日お疲れさまです。
この記事を書いているのが2025年1月です。小売業界では年末年始の繁忙期が終わってホッと一息しているところですね。
そんな中でも実は困ったことがあります。
それは、不良在庫の売り切り方です。年末年始にしか売れないものが残っていると、それを売り捌くのに苦労します。

この記事では、年明けのスーパーのあるあるネタとして上記のことも踏まえて解説します。
主な内容は以下の通りです。
- 年末年始の在庫(高額商品)の叩き売り
- 鍋系の商品の売れ行きが鈍る
- 広告商品ばかり売れていく
順番に解説します。
年末年始の高額商品の叩き売り
年末年始は特殊な商品が店頭に並びます。
クリスマスのブーツ(お菓子がいろいろ入っているやつ)や正月のしめ縄など、その時期にしか売れないものが売り出されますが、その後始末が非常に大変です。
どちらも時期が過ぎたら誰も買いません。年内に売り切る商品の筆頭と言ってもいいでしょう。
特にクリスマス商品の売れ残りは年末商戦の本番前に半額になって叩き売られることも珍しくありません。しめ縄も大晦日が近付くにつれて安くなっていきます。


他にも1000円を超えるハムや煮豚などの商品も正月明けまで残っていると、多少安くしてでも売り捌く必要があります。
値引きシールを貼ったり、「通常○○円の品が△△円、売場にある限り」と告知して売ったりと方法はいくつかありますが、こういった単価の高い商品も年末年始の後始末で面倒なものの代表格です。
いずれも各店舗で昨年のデータからおおよその売れる数量は予測できているので、大量に余るという問題はありませんが、安売りは月間の利益を圧迫する要因になるものなので、こうした叩き売りは少ないに越したことはありません。
鍋系の商品の売れ行きが鈍る
年始は売る側も買う側も一息つく局面です。冬物商材の代表ともいえる鍋系の商品も、この時期は売れ行きが鈍る傾向があります。
もちろんその日の気温や天候で売れ行きは変わってきますが、単純に鍋に飽きてくる時期というのが理由と考えられます。

また、後述しますが正月明けは節約志向が前面に出てきます。すき焼で使う牛肉も年末の頃のような売れ行きは鈍って単価の安い豚や鶏の商品が売れてくる時期です。
時期的にはまだ寒いので鍋系の商品を売場に並べていれば間違いはありませんが、1品の単価が低くなりがちでそこまで大きな売上が見込めなくなるのも1月あるあるです。
広告商品ばかり売れていく
年末年始の帰省や親戚へのお年玉で使い過ぎたのか、年明けは広告商品ばかり売れていきます。
売場にいた頃の体感ですが、特に1月は広告商品の売上が跳ね上がるように感じます。
各家庭の家計の事情は知りませんが、こういう傾向を見ていると「どこも似たようなものだなぁ」と思います。とにかく節約志向という印象です。

特に日曜朝市などの時間限定の広告(タイムサービス)はここぞとばかりに人だかりができるくらいで飛ぶように売れていきます。
逆に年末年始に売れた和牛などの高額商品は売れ行きが鈍り、値引きになるのもまた1月あるあるです。
最後に
1年で最も忙しくなる年末年始を乗り切っても、不良在庫の一掃、広告商品の発注の難易度上昇、受験生応援や節分・バレンタインなど次のシーズンに向けた売場作りなど、店側はやることがたくさんあります。
イレギュラーでやることも増えるので、個人的には年明けのほうが年末よりも忙しいように感じます。
大学の後期試験や大学入試が終わった後の打ち上げで急な鍋用の注文とかありましたね。事前の予約ではなくいきなり店に来て「売場のやつ全部買っていってもいいですか??」や「〇人前でありますか??」という割と厄介な学生たちです。

「予約してくれ・・・」と思いながらも、定価で買っていってくれるならと対応するものです。それくらい1月は安いものしか売れない傾向にあるんです。
ちなみに、年始に畜産部門で安売りされている高額なハムや焼豚は狙い目です。

安くなっているとはいえまだ割高だったり、期限が近づいていたりする場合があって買わない方もいるでしょう。
元々値段が高いのもあって味にハズレがないため、安く売っていたら一度試してみるのもいいかもしれません。うまくいけばハムギフトよりもはるかに安く買えることもあるでしょう。
何故知っているのかというと、チーフ権限で全て試食したというわけではなく(そもそもそんな権利はない)、ある店舗のときに店長が「年末年始乗り切ったし、半額にする前に社員で割り勘してパートさんたちと皆で試食しよう」という提案があったからです。ビビるくらい大好評でした。
その時のパートさんたちの情報伝達の早さはもう神速でしたね。

最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは皆さん、今日も1日お疲れさまです。
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