今日も1日お疲れ様です。
4月なのに日中は暑いくらいの季節になりました。そろそろ冬用タイヤを夏用にしようかな~と思うこの時期は新入社員が入ってくる時期でもあります。最近では春と秋の入社という場合もあるみたいですね。
この令和の時代、一つの企業に10年も20年も務めるというという人は少なくなっているように感じます。転職するのが当たり前になりつつある時代です。
そんな中で私のように15年以上同じ会社に勤めるというのは珍しいのかもしれません。
この記事では、そんな私から新入社員の皆さんに役立つ心構えを4つ紹介します。
私の職業を簡単に説明すると、現在スーパーの商品を加工する食品工場に勤めています。その前は実際にスーパーの店舗の畜産部門で働いてました。
入社して約2年半でチーフ(部門の責任者)に昇格、新規店舗の出店の経験もあり社員という枠に限らず多くの「新人のパート(アルバイト)さん」に部門の業務を教えてきました。店舗の経験が約9年、工場勤務も8年目になります。もう立派なオッサンですね。
いわゆる小売業のいち社員です。
新入社員の皆さんに持っていて欲しい心構えは以下の4点です。
- 即戦力になろうと考えない
- 同じミスをしない
- 気楽に考える(ネガティブにならない)
- 新入社員という特権を最大限利用する
順番に解説します。
即戦力になろうと考えない
「春から社会人、すぐに会社の戦力になろう!!」と考えている方も多いと思いますが、大前提として先輩社員や上司は入社当初で多くを期待してません。
期間を決めて1つずつ業務を教えていくわけです。そんな中で「やらせてください!!」と暴走し、あれもこれもとやったことないことに手を出されるほうが厄介な場合がほとんどです。
車の運転免許の講習でもいきなり路上で運転はしませんよね?それと同じです。
いろんな業務をやりたい・覚えたい気持ちは理解できますが、そのやる気を間違った方向に向けられると会社内だけでなく取引先やお客様に迷惑がかかります。
最初は誰も何もできません。教えてもらったことをしっかり覚えていくことが戦力になる唯一の道です。「数年後に戦力になってくれるだろう」という会社側の先行投資の一つが新入社員の採用です。変に気負うことなく気楽にいきましょう。
同じミスをしない
ミスというのは新入社員に限った話ではなく、上司・定年間近のベテラン社員・社長ですらミスをします。
特に新人でありがちなのが「ミスを1つもしないように慎重になりすぎる」ことです。
私もそうでしたが、教える立場になってわかったことは
「できなくていいから最後(やれるところ)までやってみる」ことでした。
ミスしたところ・できなかったところを教えて次に繋げるのが一番手っ取り早かったんですね。
ミスが起きるのは大前提です。大事なのは同じミスをしないようにすることです。同じところで何度もミスされると次に繋がりません。
この対策はその都度メモをとるのがいいと思います。頭の中だけで物事は整理できません。
古い手法ですが「書いて覚える」ことです。その日のうちに書いた内容をまとめられるとより一層業務を覚えていい方向に向かいます。
ちなみに私もメモは今も手書きで重宝しています。工場での製造順番の流れや残っている業務の優先順位付けなど、なくてはならない必須アイテムです。
「メモ取らなくて大丈夫??」という私の質問に「自分はメモを取らない主義」とか言って何度も同じミスをする新入社員がいましたが、彼は一向に戦力にならず部門を変わっていきました。ダメな事例ですね。
気楽に考える(ネガティブにならない)
何度も言いますが、最初は何もできません。
もちろん人の成長には個人差があるので、「他の同期と比べて自分は・・・」などと比べてしまう時もあるでしょう。
「ミスをしてしまった」、「上司に怒られた」、「同期のほうが自分よりも多く仕事任されてる」など、頭の中をいろんなネガティブ要素でいっぱいになってしまうこともありますが、これは時間の無駄です。
「ミスを挽回するには??」、「怒られた理由は??」、「同期と比べて出遅れているならどうする??」という具合にやらかした過去のことではなく次(未来)のことに頭を使いましょう。
何かをする上でできない理由(言い訳)はいくらでも出てきますが、できるようにするための案(自分が何をすれば達成できるか??)は突き詰めれば絞られてきます。
できないことを悲観する必要はありません。上記のようなネガティブな思考はまわりに伝染するし、何より自分で自分の可能性を潰してます。
こうした経緯で「向いてないから辞めます」という人もいましたが、このネガティブな思考回路の根本を治さない限り、どれだけ転職しても同じ末路だと思います。
経験談ですが、ネガティブに考えていてうまくいったことは1度もありません。「なんとかなるだろ」というくらいの気持ちでいいんです。
新入社員という特権を最大限利用する
仕事を何も覚えていないが故に、「何でも聞けること」が新入社員の特権です。
「こんなこと聞いたら怒られるかな??」と思っていることでも、新人のうちはしっかり教えてくれます。
この1年は本当に「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」なんです。よくわからないことや悩んでいることはそのままにせず、早めに解決したほうがいいに決まってます。
わからないことを新人のうちに放置すると思わぬところで反動として返ってきます。「そんなことも知らないの??」とバカにされることも・・・。
最後に
あと一つ心構えというものではありませんが、上司や先輩の中で質問する相手(困った時の相談相手)はよく考えておくことを勧めます。
教えるのが上手な人もいれば、無駄話が多い人、口が軽い人もいます。中には漫画に出てくるような反面教師となる悪い見本もいるでしょう。
口が堅そうな人、最後まで話を聞いてから意見を言ってくれる人、自分の思い込み(偏見)だけで決めつけてこない人、そうした人を選びましょう。
もしかしたら「お前なんていなくても会社は回る!!」とどこかで言われるかもしれません。
そこだけ聞くと無能と認定されたように感じるでしょうが、実はこれ、先輩や上司にも当てはまります。別に能力や技術どうこうではなく、1人くらい休んでも会社は平常運転なんです。
間違っても「アンタいないほうが気が楽で仕事しやすい!!」なんて言い返して揉め事を起こしてはダメですが・・・。
私は2024年1月末にコロナウイルスに感染し、1週間近く休むことになったのですが、その間も何も大きな問題もなく工場は稼働してました。
今まで病気や怪我でそんなに長い期間を休んだことがなかったので復帰するときに怒られるんじゃないかと不安になってましたが、そんなこともなく何事もなかったかのように平常運転でした。
「自分がいなくても会社は回る(なんとかなる)」、そう考えられるだけで私も気が楽になったのは事実です。
でも健康には気をつけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは皆さん、今日も1日お疲れ様です。
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