勤務先は大企業、そこ潜む大きな3つの問題点

今日も1日、お疲れさまです。

皆さんの勤めている企業は大企業ですか?それとも中小企業ですか??中には「起業して自分が社長です」という方もいるでしょう。

この記事で言う大企業の定義は

「そう簡単に潰れないだろう」と思われる企業

という前提で進めていきます。「CMや広告でよく見る会社」と思っていただいて差し支えありません。

そうした大企業に勤める人の内面に潜む考え方の問題点が今回の記事の内容です。

そうした大企業の問題点は下記の3点です。

  • 何をするにしても複数の上長の許可が必要
  • 「誰かがなんとかする」という他力本願な思考
  • 「皆が知る大企業だから簡単には倒産しない」という危機感の欠落

順番に解説します。

何をするにしても複数の上長の許可が必要

「なかなか潰れない会社」の特徴に従業員の人数が多いことが挙げられます。

人数が多いが故に内部ではいろんなルールがあります。そのデメリットはいわば「小回りが利かない」ことです。

その場の判断ですぐに対応するのではなく、一度上長たちの許可(稟議など)が必要になって時間がかかってしまうことがデメリットの1つです。

簡単なものでは交通費の申請や社宅の使用の申請、他には銀行ATMや作業用機械の故障、サイバー上のシステムエラー、災害の際の瓦礫の撤去など、現場での対応の素早さが求められる局面でこれは顕著に現れます。

いちいち待っていられない状況でも「まずは上長に報告して許可を・・・」というルールを設定しているのが大企業の悪い部分での特徴です。

人数が多いが故に定められたルールですが、それが足枷になってしまっているということです。

そうした「まずは報告」の申請ばかりで対応が遅れ、いざ許可が下りた頃には目も当てられないほど事態が悪化しているケースがあることも・・・。

大手の某銀行ATMのシステムエラーや能登半島地震の復興などはこれではないかと個人的には思ってます。

「誰かがなんとかする」という他力本願な思考

そうした大人数の企業の大きな問題はもう一つあります。

他力本願な思考になってしまうことです。

「自分の部署(店舗)の実績が悪いけど、仕方ない部分が多いから他でカバーすればいい」という人任せな思考のことを指します。

100人くらいいる1つの店舗にそうした考えの人が1~2名いても問題ありませんが、半数以上がその考え方だと店が赤字になっても「他がなんとかしてくれる」という思考になります。

どの業種も売上や利益の数値目標は設定されているはずで、「未達成は仕方のないこと」では済まされません。自分たちだけ実績が悪くてもいいという理屈は通用しないのに、「会社全体で黒字」という事実が考え方を歪めてしまってます。

勝手に丸投げされている側から見れば冗談ではありませんよね??

「皆が知る大企業だから簡単には倒産しない」という危機感の欠落

上記のような他力本願な思考が悪化すると、最終的には危機感の欠落に繋がります。

「会社はそう簡単に破綻しない」、「どれだけ実績出なくても大きい会社だから給料は支払われる」という根拠のない安心感を持つようになったらもう末期症状です。

出社すれば給料は出るし、ボーナスも一定金額は支給されるという日常が当然になっている状態で、会社の倒産で路頭に迷うのは自分たちには有り得ない、そう考えているのではないかと思います。

倒産はないとしても、自分の会社が買収されたりすることもあるでしょう。

この令和の時代、「あの有名企業の○○が??」という形で企業の倒産や買収は起きてます。自分たちだけ例外という考えは禁物です。

最後に

こうした大企業に潜む問題は、程度の差はあれどこの職場にもあるものだと思います。

ある程度客数が見込めるようになった小売業などはこれに陥りがちで、「毎日お客は来る」ことが当然になり、「明日はお客が来ない」という光景が想像できないんでしょうね。

私は大学の頃の飲食店のアルバイトの経験で、暇な日は本当にお客が来ないことも経験し、「全然売上ないけど給料大丈夫かな??」と心配したこともありました。

今のスーパーに就職して多くのお客が来店しても尚、あの「暇だった日」は頭から離れたことはありません。業種は違えど、そうした危機感は常に持つべきではないかと思います。

お客が来て初めて成立するのが商売です。「毎日来る」ようになったのも、「明日は別の店に行ってしまうかもしれない」という危機感を持った先輩たちが築き上げた信頼の上に成り立ってます。

それを忘れずにいたいものですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

それでは皆さん、今日も1日お疲れさまです。

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